カルセドニーの効果は対人運・ポジティブです。
人との縁を繋げるパワーストーン「カルセドニー」についてまとめました。
カルセドニーの効果
カルセドニーの主な効果は次の通り。
①対人運
カルセドニーは「石英の細かい結晶が集まって形成されている石」であることから、人との縁を繋げる力を持つ。
色や種類によって様々な効果を持つが、カルセドニーグループの石は全般的に対人関係を良好にしてくれる効果がある。
- 社交性やコミュニケーション能力を高め、相手に対して思いやりや寛容さを持って接することができるようになる
- 苦手な相手に対して自然と上手な対応ができるようになる
- ギクシャクしてしまった相手と再度関係を良好にすることができる
など、人間関係のあらゆる悩みが解消されるようサポートしてくれるだけでなく、持ち主にとってプラスとなる良縁を呼び寄せ、人脈もどんどん広げることができる。
②ポジティブ
カルセドニーには気持ちを明るくする効果もある。落ち込んだ時、元気が出ない時にも効果的。
物事を楽観的に捉えられるようになり、ストレスが軽減されて気持ちが軽くなる。
カルセドニーがおすすめな人
カルセドニーがおすすめな人は次の通り。
- 人間関係で悩んでいる人
- コミュニケーション能力を高めたい人
- 人脈を広げたい人
- 穏やかで寛容な心を持ちたい人
- 落ち込んだ気持ちが回復しない人
- 元気が出ない人
- たくさんの人と関わる人
- 楽観的になりたい人
カルセドニーと相性の良い石
カルセドニーと相性の良い石は次の通り。
- クリソプレーズ
- ラリマー
- オパール
- オブシディアン
- アメジスト
- アクアマリン
カルセドニーの浄化方法
カルセドニーの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | 〇 |
流水 | 〇 |
日光浴 | 〇 |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
カルセドニーの豆知識
カルセドニーのその他の情報は次の通り。
名称の由来
カルセドニーの名称の由来は、良質な原石を産出していた古代ギリシャのカルケドン、ラテン語表記で「Chalcedon」という都市の名前が由来になった説と、ラテン語の「Chalcedonius」という言葉が由来しているという説がある。
「Chalcedonius」はローマ時代の自然学者大プリニウスが著した「博物誌」の文中に、半透明の宝石を表す名前として記されていた言葉。
和名の玉髄(ぎょくずい)は石の空洞部がまるで骨髄のように見えたことに由来して名付けられたという。
特徴
カルセドニーは和名で玉髄と呼ばれ、石英(クォーツ)の非常に細かい結晶が網目状に集まり固まったものになる。
カルセドニーと言えば淡い青色のものを指すことが多いが、実際は青色以外にも白色、黄色、緑色、赤色、灰色、茶色、黒色など様々な色を持つ。
「青色=カルセドニー」と呼ばれるため、白色はホワイトカルセドニー、ピンク色はピンクカルセドニーと区別して呼ばれている。
ピンクカルセドニーは天然のものはかなり淡いピンク色のものがほとんどで、加熱処理や染色などで加工されたものは淡い色から鮮やかなピンク色のものまである。
カルセドニーの中でも人気の高いシーブルーカルセドニーは、鮮やかな海のような青色をしているが、この色は人工的に色づけられたものになる。ドイツの宝石加工技術者によって色落ちのしにくい特殊な加工で作られていて、上質な石として高い評価を得ている。
カルセドニーの中でも個性的で美しい色を持つものは、それぞれ別の宝石名称が付けられている。鮮やかな赤色や橙色をした「カーネリアン(紅玉髄)」、発色の良いアップルグリーンのような緑色をした「クリソプレーズ(緑玉髄)」などがある。クリソプレーズは産出量がとても少なく、カルセドニーの中で最も価値が高い石とされている。
カルセドニーは基本的に半透明な石だが、不純物が多く含まれることによって不透明になった石を「ジャスパー(碧玉)」と言う。ヘマタイトを含むと赤色、クローライトを含むと緑色など、含まれる不純物によって様々な色合いのものがある。
3月の誕生石としても有名なブラッドストーン(血石)もジャスパーの一種で、ベースの深緑色に血を連想させるような赤い斑点が見られるのが特徴。
カルセドニーの中で縞状などの模様があるものは総称して「アゲート(瑪瑙)」と呼ばれている。
カーネリアンと同じ赤色に縞模様が入ったものは「サードオニキス(赤縞瑪瑙)」という名称になる。現在では真っ黒な石のイメージが強いオニキスもアゲートの一種だが、本来のオニキスは黒色と白色の縞模様になっているものを指す。
カルセドニーもアゲートも名称は違うが成分的な違いはほとんどない。
歴史・伝説
カルセドニーの歴史は古く、名称の由来となった古代ギリシャの都市カルケドンでは青銅器時代から様々な用途に使われていたという。
ギリシャのクレタ島にある青銅器時代最大の遺跡クノッソス宮殿では、紀元前1800年頃のものと思われるカルセドニーを彫刻して作った封印用の印章が発見されている。
昔は手紙などを封印する際、蝋を垂らし、そこに所有者の印をスタンプしていた(封蝋)。カルセドニーは蝋がつきにくい性質だったため、封印用の印章として最適な材料だったと言える。
インドのグジャラート州にあるドーラビーラなどの古代都市遺跡では、カーネリアンの杯やカップ、カメオなどが発見されている。日本でも石器時代の遺跡から、カルセドニーで作られたナイフや矢じりなどが数多く出土している。
新約聖書(黙示録の21章19節から20節)には、エルサレムの城壁の土台石となった12の宝石の1つにカルセドニーが用いられたという記述がある。
鉱物データ
別名 | - |
鉱物名 | 玉髄(ぎょくずい) Chalsedony(カルセドニー) |
主な原産地 | インド・ドイツ・ブラジル・オーストラリアなど |
分類 | 酸化鉱物 水晶グループ |
化学組成 | SiO2 |
結晶系 | 六方晶系 |
劈開 | なし |
硬度 | 6~7 |
比重 | 2.59~2.61 |
条痕 | 白色 |
光沢 | 蝋光沢・ガラス光沢・無光沢・脂肪光沢・絹糸光沢 |
色 | 白色・青色・ピンク色・薄緑色 |
まとめ
カルセドニーの情報を探している方の参考になれば幸いです。