スピネルの効果はポジティブ・悪習慣改善です。
長い間ルビーやサファイアと混同されてきた希少なパワーストーン「スピネル」についてまとめました。
スピネルの効果
スピネルの主な効果は次の通り。
①ポジティブ
スピネルは自尊心を高めてくれるパワーストーン。消極的で自分に自信が持てず、常にネガティブな思考に囚われてしまう人におすすめ。
持ち主が本来持つ素晴らしい個性を引き出し、自分らしく生きることの大切さや楽しさを教えてくれる。自分自身の核を強めつつ、柔軟性を高めてくれる効果を持つ。
過去のトラウマや失敗、挫折などで自分を見失いそうなとき、やる気が失せてしまったときにモチベーションを高めて再び前向きに行動していけるように手助けをしてくれる。
②悪習慣改善
スピネルの自分の核を強める効果は自己改善にも役立つ。悪習慣を断ちたい、惰性に流されやすい人にもおすすめのパワーストーン。
スピネルがおすすめな人
スピネルがおすすめな人は次の通り。
- 自尊心を高めたい人
- 消極的な人
- 自分に自信が持てない人
- 常にネガティブ思考な人
- 個性を大切にしたい人
- 自分らしく生きたい人
- モチベーションを高めたい人
- 悪習慣を断ちたい人
- 惰性に流されない精神が欲しい人
スピネルと相性の良い石
スピネルと相性の良い石は次の通り。
- ラピスラズリ
- オニキス
- サファイア
- ジェット
- カーネリアン
- クリソコラ
- アメジスト
- ラブラドライト
スピネルの浄化方法
スピネルの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | × |
流水 | 〇 |
日光浴 | × |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
スピネルの豆知識
スピネルのその他の情報は次の通り。
名称の由来
スピネルの鋭い結晶構造から、ラテン語で棘(とげ)を意味する「spina」に由来して名付けられたと言われている。ギリシャ語で火花を意味する「スピンタリス」や“閃光”を意味する「スパーク」が由来したという説などもある。和名でも尖った結晶をしていることから「尖晶石(せんしょうせき)」と名付けられている。
特徴
スピネルは赤色、青色、緑色、ピンク色、紫色、黒色など様々な色があり、その濃淡も含めるとカラーバリエーションが非常に豊富な石になる。純粋なスピネルは無色だが、含有する不純物によって様々な色合いを見せてくれる。
色味や質によって価格の幅にかなり差がある石で、最も高い価値を持つのはインクルージョンが少なく、鮮やかで濃い赤色をしたレッドスピネル。上質で大粒のレッドスピネルは産出量が極めて少なく、ルビーと肩を並べるほど希少性が高い。次いでブルー、オレンジ、ライラック、ピンクカラーの上質なものが価値も人気も高い。
高品質なレッドスピネルが採れる産地として有名なのはミャンマーで、キャッツアイ効果やカラーチェンジ効果、スター効果などの特殊効果を有したレアなスピネルが採れることで有名なのはスリランカになる。近年ではアフリカ周辺でも産出が確認され、2000年代に入ってからタンザニアで良質なスピネルが発見されたことからmスピネルの新しい産地として注目されている。
八面体の結晶として産出されるのも特徴の一つで、ピラミッドのような形に尖って結晶することが多い。なお、天然のスピネルで黄色は産出されない。
歴史・伝説
スピネルは長い間ルビーやサファイアと混同されてきたため、歴史を遡ることが非常に困難な石になる。コランダムという鉱物に微量のクロムが含有されて赤みを帯びたものがルビーで、赤色以外のコランダムがサファイアだが、スピネルも同じくクロムの影響で赤くなり、鉱床も同じだったため、混同されてしまったのではないかと言われている。
イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている巨大なルビー「黒太子のルビー」が実はスピネルだったというのは有名な話だが、他にもルビーとスピネルが混同されていた逸話は数多く存在する。
1783年にフランスの鉱物学者ジャン・バティスト・ローマ・ド・リールによって、スピネルは別の鉱物だという事が判明した。判明してからもしばらくの間、ルビーと紛らわしい石、まがい物といったような過小評価を受けてしまった石だが、実際は非常に希少な石であり、その美しさから現在ではジュエリー界を代表する人気の宝石の一つとなっている。
鉱物データ
別名 | - |
鉱物名 | 尖晶石(せんしょうせき) Spinel(スピネル) |
主な原産地 | アフリカ・ミャンマー・スリランカ・ベトナムなど |
分類 | 酸化鉱物 |
化学組成 | MgAl2O4 |
結晶系 | 等軸晶系 |
劈開 | なし |
硬度 | 7.5~8 |
比重 | 3.6 |
条痕 | 白色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 無色・赤色・青色・紫色・緑色・橙色・褐色・黒色など |
まとめ
スピネルの情報を探している方の参考になれば幸いです。