シトリンの効果は財運・金運・ポジティブです。
古くから富と繁栄をもたらす幸運の石として大切にされてきたパワーストーン「シトリン」についてまとめました。
シトリンの効果
シトリンの主な効果は次の通り。
①財運・金運
シトリンは財運・金運を呼び寄せる強いパワーを持つ。
特に商売繁盛や事業の成功、拡大に効果的。これから事業を始めたい人にはもちろん、経営不振など何かしら困難な問題が生じている場合も、それを乗り越えられる知恵や勇気を与えてくれる。
②ポジティブ
シトリンは水晶系の中で一番明るいエネルギーを持つとされている。心を明るくして積極性や生命力を育んでくれる。
イライラしている時、プレッシャーに押しつぶされそうな時などにシトリンを身につけると、感情を鎮めて冷静さを取り戻し、正しい判断ができるようになる。
ネガティブ思考に陥りやすい人にもおすすめのパワーストーン。心が明るくなることで体の健康にも繋がり、いつまでも若々しくエネルギッシュに行動して行けるようになる。
シトリンがおすすめな人
シトリンがおすすめな人は次の通り。
- これから事業を始める人
- 事業を成功、拡大させたい人
- イライラやプレッシャーを常に感じる人
- ネガティブ思考になりがちな人
- 明るくなりたい人
- 財運、金運の御守りが欲しい人
- 11月生まれの人
シトリンと相性の良い石
シトリンと相性の良い石は次の通り。
- アメジスト
- ルチルクォーツ
- ペリドット
- 翡翠
- ラピスラズリ
- 水晶
シトリンの浄化方法
シトリンの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | 〇 |
流水 | 〇 |
日光浴 | × |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
シトリンの豆知識
シトリンのその他の情報は次の通り。
名称の由来
シトリンはフランス語でシトロンという柑橘系の果実の色に似ていることに由来している。柑橘系のcitrusが由来など諸説ある。
特徴
シトリンとは黄色い水晶のことで、和名では「黄水晶(きすいしょう)」という。
現在流通しているほとんどのシトリンは、アメジスト(紫水晶)を人工的に加熱処理して黄色に発色したものになる。元のアメジストの紫色の濃淡や、加熱する温度や時間によって色合いが変わり、淡い黄色から赤みを帯びた濃い黄色まで様々ある。
シトリンの黄色の発色は含有される鉄イオンの影響で、天然の場合、地中のアメジストがマグマなどの地熱で長い期間じっくり加熱されることにより、鉄イオンがカラーセンター(色中心)に影響を及ぼし黄色く発色する。この様な環境下で自然に黄色を発色した天然のシトリンはごく稀にしか産出されず、その大半はブラジルのリオグランデ・ド・スル州で産され、世界で唯一天然のアメトリン(紫黄水晶)が採れるボリビアのアナイ鉱山でも採掘されるという。
アメトリンもシトリン同様、流通しているもののほとんどは人工的に加熱処理がされたものになる。人工的に手を加えたといっても根本は天然の良質なアメジストなので、天然のシトリンとの価値や効果の差はほとんどないとされている。
同じく黄色をした水晶で「レモンクォーツ」があるが、こちらは硫黄が混入して黄色に発色したものなのでシトリンとは区別されている。他にもヘマタイトやゲーサイトなどの微細な角閃石が水晶に入り込むことで黄色く見える水晶もあるが、それらもシトリンの発色原因とは異なるため別の石になる。
歴史・伝説
シトリンが初めて宝飾品として使われたのはヘレニズム時代のギリシャだという。古代よりシトリンは幸運の石とされ、人が持つ邪悪な考えから守り、繁栄をもたらしてくれると信じられていた。魔除けや病気治癒などにも利用していたと伝えられている。
古くはトパーズと見た目が似ていることから混同されていた。現在でもシトリン・トパーズという名称が付けられた商品が市場に出回っている。
鉱物データ
別名 | 黄水晶(きすいしょう) |
鉱物名 | 石英(せきえい) Quartz(クォーツ) |
主な原産地 | ブラジル・スペイン・マダガスカル・ロシア・インド・チリなど |
分類 | 酸化鉱物 |
化学組成 | SiO2 |
結晶系 | 六方晶系 |
劈開 | なし |
硬度 | 7 |
比重 | 2.7 |
条痕 | 白色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 黄色 |
まとめ
シトリンの情報を探している方の参考になれば幸いです。