ヘマタイトの効果は勝利・生命力・ポジティブ・魔除けです。
「勝利へ導く石」と呼ばれるパワーストーン「ヘマタイト」についてまとめました。
ヘマタイトの効果
ヘマタイトの主な効果は次の通り。
①勝利
ヘマタイトは「勝利へ導く石」とも呼ばれる。意志の強さ、積極性、勝負強さを高め、過酷な状況にも負けないタフな精神力を養い、自分の望む結果を出して行けるようにサポートしてくれるパワーストーン。
ここぞという時に実力を発揮し、成功を掴み取れるように力を貸してくれるので、経営者やスポーツ選手など、競争社会で日々奮闘する人に最適のパワーストーン。絶対に勝ち取りたいビジネスチャンスが訪れた時や、ライバルに負けられない時に効果的。
②生命力
ヘマタイトは生命エネルギーを高めてくれるパワーストーン。古くから血にまつわる効果があるとして利用されてきた。
身につけることで血液循環を良くし、全身への酸素供給量を高め、持久力や運動能力のアップに繋がる効果が期待できる。
③ポジティブ
ヘマタイトはマイナスエネルギーをプラスエネルギーに変換することができる。ネガティブな感情や思考をポジティブに切り替えられるように仕向けてくれる。
ちょっとしたことで傷付きやすい人や心配性な人、基本的にネガティブに考えがちな人におすすめのパワーストーン。
④魔除け
ヘマタイトは「身代わりの石」とも呼ばれる。持ち主に危険が迫ると身代わりになってマイナスエネルギーから身を守ってくれる。身代わりになると、石に傷が付いて赤い筋が現れることもある。
ヘマタイトがおすすめな人
ヘマタイトがおすすめな人は次の通り。
- 持久力や運動能力を高めたい人
- 勝負強さを高めたい人
- ここぞと言う時に実力を発揮できるようになりたい人
- 成功を掴み取りたい人
- 経営者やスポーツ選手の人
- タフな精神力が欲しい人
- ライバルに勝ちたい人
- ポジティブになりたい人
- 勝利の御守りが欲しい人
- 魔除けの御守りが欲しい人
ヘマタイトと相性の良い石
ヘマタイトと相性の良い石は次の通り。
- オニキス
- トルマリン（ブラック）
- テラヘルツ
- 水晶
- タイガーアイ
- アメジスト
- アイアゲート
ヘマタイトの浄化方法
ヘマタイトの浄化方法は次の通り。
| セージ | 〇 |
| 水晶 | 〇 |
| 塩 | × |
| 流水 | × |
| 日光浴 | 〇 |
| 月光浴 | 〇 |
| 音叉 | 〇 |
ヘマタイトの豆知識
ヘマタイトのその他の情報は次の通り。
名称の由来
ヘマタイトを粉末にすると赤くなることから、ギリシャ語で血を意味する「hema」が由来して名付けられた。ピカピカに磨いた鏡のように表面が輝いていることから、「ブラックダイヤモンド」と呼ばれていたこともある。
特徴
ヘマタイトはブラックシルバーで表面が綺麗に磨かれた鏡のような金属光沢が特徴の石。和名で「赤鉄鉱（せきてっこう）」といい、この名の通りヘマタイトは粉末にすり潰すと血のような赤褐色になる。世界各国でありふれた鉱物だが、特に上質なヘマタイトが採掘されるのは、イングランド・メキシコ・ブラジル・オーストラリア・アメリカなど。
ヘマタイトには形成された環境の違いで様々なタイプがある。アメリカのミシガン州産のヘマタイトは、先カンブリア紀に大量発生した水中のバクテリアが鉄イオンと光合成を行った際に出た副産物が海中に沈殿して形成されたもので、表層が葡萄状や腎臓状になっているものが多く、若干磁力を帯びているものもある。ヘマタイトは磁石並みの磁力を持つものも多く販売されているが、それらは人工的に加工されたものになる。
イタリアのエルバ島やブラジル産のヘマタイトは鱗のような結晶が集合した状態で形成される。スイスやブラジル産のヘマタイトは熱水脈や火山ガスによって成長し、平坦な結晶で形成される。スイスのアルプス山脈から産出される「薄い板状の結晶が花びらのように重なり合った形状」のものは「アイアンローズ（鉄の薔薇）」と呼ばれ、スイス産鉱物の名物となっている。
歴史・伝説
ヘマタイトは粉末にすると赤くなることから、古来より血液関連のことに良い効果をもたらすと信じられてきた。古代ローマでは止血効果があるとされ、戦場に赴く際にヘマタイトを護符として身につけると、怪我をしても生きて帰ることができると信じられていた。
新石器時代に埋葬された人骨にはヘマタイトの粉末が塗りつけられていたものがあり、生命力を高めると信じられていたヘマタイトを塗り付けることで蘇りを願って行っていたのではないかと考えられている。
ヘマタイトは鉄分の含有量が非常に高く、精錬して鉄を作るのに重要な鉱石鉱物。鉱石用のヘマタイトは研磨しても鏡のような光沢は出ない。光沢の出るタイプのヘマタイトは、その光沢の美しさから「スペキュラーライト（鏡鉄鋼）」とも呼ばれ、古代では実際に鏡としても使用されていた。光を反射することから邪気を跳ね返す力があるとして、邪気払いのお守りにも使われていた。
ヘマタイトは古来よりギリシャ神話に登場する戦いの神「マルス」の石であると言われ、ヘマタイトとマルスを関連付けるエピソードが数多くある。マルスは英語読みでマーズと言い、火星（Mars）も意味しているが、2004年にNASAの火星探査機ナポチュニティが、火星上にヘマタイトが存在することを発見した。火星がまだ水で覆われていた数十億年前に水中で形成されたものではないかと考えられている。
鉱物データ
| 別名 | - |
| 鉱物名 | 赤鉄鉱（せきてっこう） Hematite（ヘマタイト） |
| 主な原産地 | イングランド・メキシコ・ブラジル・オーストリア・アメリカ・ウクライナなど |
| 分類 | 酸化鉱物 |
| 化学組成 | Fe2O3 |
| 結晶系 | 三方晶系 |
| 劈開 | なし |
| 硬度 | 5.5~6.5 |
| 比重 | 5.3 |
| 条痕 | 赤褐色 |
| 光沢 | 金属光沢 |
| 色 | 鉄黒色 |
まとめ
ヘマタイトの情報を探している方の参考になれば幸いです。
