奇跡の水で運気を一気に上げるなら、日本3大龍穴の1つである貴船神社(きふねじんじゃ)がおすすめです。
貴船神社の御神水は「日本のルルドの泉」と紹介されたこともある聖なる水で、1口飲むと霊的な汚れが浄化されてきれいになり、願い事を叶えやすい体質に変えることができます。
この記事では、貴船神社ならではの魅力やご利益、必ず手にしたい授与品、おすすめの順路と参拝方法などをまとめました。
願望を実現するためにもぜひ貴船神社に参拝してみてください。
*授与品の金額はお受けした当時の金額です。
貴船神社のご利益
貴船神社の御神徳はこちらです。
- 運氣隆昌
- 所願成就
- 縁結び
貴船神社の御祭神「水を司る高龗神(たかおかみのかみ)」は龍神ですが、龍神様は特に新しいことをスタートする際、物事が上手くいくようにお力添えをしてくれます。
運氣を上昇させ(運氣隆昌)、願い事を叶えてくれるので(所願成就)、
- ビジネスで成功したい
- 自分に合った仕事をしたい
- スキルアップしたい
など、新しいことを始めたい、もしくは新しいことを始めた方に貴船神社は特におすすめです。
また、結社(ゆいのやしろ)には磐長姫命(いわながひめのみこと)がいらっしゃるので、縁結びのご利益もあります。恋愛の縁結びだけでなく、財運・健康運・出世運など様々な縁を結んでくださいます。
貴船神社で必ず手にしたい授与品
貴船神社で必ず手にしたい授与品は2つあります。
①御神水
御神水は授与品ではなく、無料で汲むことができますが、貴船神社の御神水を飲むと霊的な汚れが浄化されてきれいになるので、参拝した際はぜひ頂くことをおすすめします。
飲むのが不安な方は、御神水をお風呂に入れてから入浴すると禊の効果があります。(罪や穢れを落とし清らかになる)
貴船神社の本宮社殿前に湧く御神水は、ある健康雑誌に「日本のルルドの泉」と紹介されたこともある聖なる御神水です。
その雑誌によると、貴船神社の御神水を分析した結果、特殊なメンタル波動が「ルルドの泉」のそれと酷似し、眼病や婦人病に対応する特異な力をもつことが数値で示された。 薬事法の関係から、病気への効果に関して確実な証明はできないが、「神様の御神氣が籠もっている、ありがたいお水である」と、全国から汲みに訪れる人々が後を絶たない。出典 貴船神社
ルルドの泉とは
フランスのルルドにあるカトリックの聖地「マッサビエルの洞窟」に湧く奇跡の水です。1858年2月11日に14歳の少女ベルナデット・スビルーが薪拾いをしている時に聖母マリアが御出現になり、お告げに従って触れた岩から泉が湧きました。その後そのお水によって難病も治癒する奇跡が続々と起こったことから奇跡の泉と言われていて、カトリック最大の巡礼地となっています。
貴船神社の御神水は真夏は冷たく渇きを潤し、真冬は不思議なぬくもりをもつ弱アルカリ性の水です。今まで一度も枯れたことがなく、3年以上汲み置きした御神水を水質検査したところ、
- 腐っていない
- 変色もない
- 雑菌の繁殖もない
と、非常に良質の水と判定されたとあります。
御神水は無料で自由に汲むことができます。発送は一切行なっていないので、参拝した際にぜひ手にしてきてください。
②龍神札
五行で水徳をあらわす黒色の龍神札です。
「水は木を育てる」とあるように、相生の関係にある「新しいことをスタートする木のエネルギー」を龍神様のお力で育ててくれます。
貴船神社ならではの魅力
貴船神社ならではの魅力は4つです。
①日本3大龍穴
貴船神社奥宮の本殿の真下にある龍穴は室生龍穴(奈良県)、岡山備前(岡山県)の龍穴と共に日本3大龍穴の1つとされています。
龍穴とは
生命エネルギーに溢れた土地のことで、風水ではこの土地に住むと繁栄すると言われています。龍脈の中でも特に良い気が集まる幸福の源泉です。龍脈は大地の流れのことです。
貴船神社の龍穴は「人目を忌むべき最も神聖なもの」とされているので目にすることはできませんが、室生龍穴神社の吉祥龍穴のように実際に見ることができる龍穴もあります。
②日本3大縁結び
貴船神社は出雲大社(島根県)、氣多大社(石川県)と共に日本3大縁結びの1社に数えられます。
平安時代中期の歌人である和泉式部(いずみしきぶ)は夫の心変わりに思い悩んで参拝し、名歌を捧げて恋を祈ったらその願いが叶えられたそうで、それ以来貴船神社は恋の宮と称されるようになり、磐長姫命は縁結びの神として有名になりました。
縁結びを願う人は、願い事を書いた「結び文」を結び合わせて祈願すると、生涯の幸福が得られると信仰を集めています。
磐長姫命の縁結びは恋の縁だけに止まりません。金運や仕事、人間関係、学業など様々な縁を結んでくださいます。
③丑の刻参り
貴船神社は丑の刻参りでも有名です。
丑の刻参りと言っても人を呪う丑の刻参りではありません。本来の意味は願い事を叶える心願成就の方法です。
「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」に貴船明神が御降臨されたことから、丑の刻(午前1時から午前3時ごろ)に願掛けをすると願い事が叶うとされていました。(縁日は丑の日)
それがいつからか憎い相手を呪う丑の刻参りに変わったと言われています。
④絵馬発祥の地
貴船神社は絵馬発祥の地で、手水舎の右には白馬と黒馬の像があります。
古来歴代天皇は旱天(ひでり)には黒馬、霖雨(りんう)には白馬または赤馬を奉納して祈願していました。(雨乞いには黒馬、晴れ乞いには白馬)
霖雨(りんう)とは
何日も降り続く雨
時には生馬に換えて板立馬(いただてうま)を奉納したと平安時代の文献「類聚符宣抄(るいじゅうふせんしょう)」は伝えていて、この板立馬が今日の絵馬の原形と言われているようです。
貴船神社とは
貴船神社は京都府京都市左京区にある神社で、全国に約450社ある貴船神社の総本社です。
地域名は貴船(きぶね)と言いますが、貴船神社は「きふね」です。
貴船神社の御祭神は水の神であり、御神域には御神水が湧き出ています。清らかな水がいつまでも濁らないようにと祈りを込めて、濁さずに「きふね」と言います。
貴船神社の御祭神
貴船神社には本宮(ほんぐう)、結社(ゆいのやしろ)、奥宮(おくみや)があり、それぞれの御祭神はこちらです。
- 本宮…高龗神(たかおかみのかみ)
- 結社…磐長姫命(いわながひめのみこと)
- 奥宮…高龗神(たかおかみのかみ)
*奥宮は一説には闇龗神(くらおかみのかみ)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)も祀られていると伝わる
高龗神(たかおかみのかみ)とは
本宮と奥宮の御祭神「高龗神(たかおかみのかみ)」は水を司る神様です。
もっと詳しく
日本書紀のみに出てくる神様で、火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を斬って生じた三柱の神のうちの一柱です。生じた三柱は雷神と大山祇神、そして高龗神。
高龗神の龗(おかみ)は龍を意味する古語です。
豊後国風土記(ぶんごのくにふどき)の直入郡球覃郷(なおりごおりくたみのさと)の条では「景行天皇がその地を訪れた際、従者が天皇の飲み水のために泉の水を汲もうとすると、そこに蛇龗(おかみ)がいたので天皇は水を汲むのをやめさせた」と泉に棲む竜蛇神(りゅうじゃじん)を「おかみ」と伝えています。
一般的に「おかみ」の名を持つ神様は、竜蛇の姿で水・雨・雪を司る神様であると考えられています。
なお、貴船神社の社記には、高龗神(たかおかみのかみ)と闇龗神(くらおかみのかみ)は「呼び名は違っても同じ神なり」と、同神であると記されています。
高龗神・闇龗神に付いて、社記には「呼び名は違っても同じ神なり」と記されている。降雨・止雨を司る龍神であり、雲を呼び、雨を降らせ、陽を招き、降った雨を地中に蓄えさせて、それを少しずつ適量を湧き出させる働きを司る神である。一説には高龗神は「山上の龍神」、闇龗神は「谷底暗闇の龍神」といわれる。出典 貴船神社
闇龗神(くらおかみのかみ)とは
古事記及び日本書紀の一書では、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が伊邪那美命(いざなみのみこと)の死ぬ原因になった火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)の首を十拳剣(とつかのつるぎ)で斬った時、剣についた血から成り出たとされています。
一説には高龗神は「山上の龍神」、闇龗神は「谷底暗闇の龍神」とあるように、貴船神社のように同一の神としての信仰もあれば、高は「峰」を、闇は「谷」を意味することから対の神としての信仰もあります。
磐長姫命(いわながひめのみこと)とは
結社(ゆいのやしろ)の御祭神「磐長姫命(いわながひめのみこと)」は縁結びの神様です。
もっと詳しく
磐長姫命は大山祇命(おおやまつみのみこと)の娘で、木花開耶姫(このはさくやひめ)の姉です。古事記では石長比売と表記します。
御鎮座には次のような伝承が残っています。
天孫瓊々杵尊(ににぎのみこと)が容姿端麗な木花開耶姫と結婚しようとした時、父の大山祇命は大いに喜び、姉の磐長姫命を添えて2人の娘を並べて送り出しました。
ところが磐長姫命は大変醜かったので、瓊々杵尊は驚き恐れて磐長姫命をお返しになり、木花開耶姫とだけ結婚しました。
磐長姫命はそのことを恥じて「我長くここにありて縁結びの神として世のため人のために良縁を得させん」といわれて、貴船神社に御鎮座されました。
貴船神社の歴史
社殿の創建の記録はないので明確な年代は不詳ですが、天武天皇白鳳6年(666年)に御社殿造替の最も古い記録があるので、社殿の創建は1,300年以上前になります。
「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」に貴船明神が貴船山中腹・鏡岩に降臨したのが貴船神社の起源です。
別の伝説には第18代反正天皇(はんぜいてんのう)の御代である約1,600年前に、初代神武天皇の母である玉依姫(たまよりひめ)が黄色い船に乗って浪速の津(大阪湾)から淀川、鴨川、貴船川を遡って上陸し、水神を祀ったとあり、「黄船(きふね)の宮」と崇められることになったと伝わっています。
社名の由来は万物のエネルギーである氣が生ずる根源の地「氣生根(きふね)」の説もあります。
貴船神社のおすすめの順路と参拝方法
貴船神社のおすすめの順路と参拝方法をご紹介します。
貴船神社には本宮(ほんぐう)、結社(ゆいのやしろ)、奥宮(おくみや)がありますが、「本宮→奥宮→結社」の順番で三社詣(三社参り)をします。
普通に進んで行くと「本宮→結社→奥宮」の順でお宮がありますが、本宮と奥宮の間にある結社は一旦通り過ぎ、奥宮を参拝してから最後に結社を参拝するので気をつけましょう。
貴船神社の境内図もあわせてチェックしてみてください。
なお、貴船神社には駐車場がありますが、本宮10台・奥宮15台(2時間500円)と駐車スペースは多くありません。
また、貴船神社付近の道はかなり狭いです。旅館が立ち並ぶ本宮付近の道路は車1〜1.5台分くらいの幅しかないので、対向車が来たらすれ違うのが大変です。車の運転に自信のない方は公共交通機関の利用がおすすめです。
特に夏や秋など観光シーズンに行く場合は観光者も多くなるので、叡山電鉄鞍馬線 貴船口駅まで電車で行って、そこから京都バスを利用するのが無難です。今回は電車とバスを利用したルートをご紹介します。
*神社の鳥居は一般社会と御神域を区切る結界であり、くぐることで穢れを祓う(修祓 / しゅばつ)意味合いがあります。鳥居をくぐらずに神様にお目見えするのは失礼にあたるので、鳥居を通してお社の正面を撮ることができないお社の写真は掲載していません。
①本宮へ向かう
叡山電鉄鞍馬線 貴船口駅を降りたら近くに一の鳥居があるので、鳥居をくぐったら楫取社(かじとりしゃ)でご挨拶します。
楫取社の御祭神は宇賀魂命(うかのみたまのみこと)で、主な御神徳は五穀豊穣や商売繁盛です。宇賀魂命は伏見稲荷大社や全国の稲荷神社で祀られている神様です。
古伝では楫取社の御祭神は梶取大神と言われています。梶取大神は玉依姫(たまよりひめ)が乗ってきた黄色い船を操った神様です。
楫取社でご挨拶したら本宮がある二の鳥居へ向かいます。本宮前にあるのが二の鳥居です。
ちなみに、一の鳥居から二の鳥居までは徒歩で約30分かかります。歩いて行く方も結構多いですが、上り坂が続くので体力に自信のない方は貴船口駅から京都バスを利用するのがおすすめです。
②二の鳥居をくぐって白髭社で参拝
二の鳥居をくぐったらすぐ右手にある白髭社(しらひげしゃ)でご挨拶します。御祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)です。
伊勢の猿田彦神社の主神で、私たちが道に迷った時、最善の道に導いてくれることから、別称「道開大神(みちひらきおおかみ)」と言います。
白髭社のお社は小さいです。左にある貴船神社の本宮境内図が目立つので見落とさないようにしましょう。次の写真の右にチラッと見えるのが白髭社です。
本宮境内図はこちらです。
③参道を登って手水舎で身を清める
貴船神社の参道は朱塗りの春日灯篭が連なる石段の参道なので非常に鮮やかです。
こちら↑は早朝の写真なので灯りがついていませんが、毎日夕刻~20時まで次↓のように灯りがつきます。暗くなってくるとさらにキレイです。
階段を登ったら手水舎があるので身を清めます。
④拝殿で参拝
手水舎で身を清めたら拝殿で参拝します。拝殿の写真はありませんが、手水舎の左にある階段を登ったら正面に御神水が湧き出ている場所があります。そのすぐ右手に拝殿があります。
御祭神は水を司る神の高龗神(たかおかみのかみ)です。
ちなみに現在の社殿は平成の御造営事業で基礎から全てを一新に建て替えられました。
創建の地は奥宮ですが、洪水災害から逃れるため1,055年に奥宮から現在の本宮に遷されたのですが、竣工した2005年は奥宮から現在の本宮に遷されて950年目にあたります。
⑤御神水を頂く
拝殿で参拝したら御神水を頂きます。
私は空の500mlのペットボトルを持って行って御神水を頂きましたが、貴船神社のオリジナル御神水容器(600ml)もあります。1本300円でお受けできるので、そちらを利用するのも記念になります。
授与所は御神水のすぐ左手にあるので、御朱印や授与品も頂きましょう。
ちなみに手水舎の右手の方には氏子の祖霊(それい)を祀る祖霊社があり、その先から行ける本殿の裏手には末社があってそれぞれ次の神様が祀られています。
- 川尾社(かわおしゃ)…河水を主宰し給う神で、病気平癒の神の罔象女神(みづはのめのかみ)を祀る
- 牛一社(ぎゅういちしゃ)…水徳の神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・古伝に牛鬼を祀る(貴船明神が丑の年、丑の月、丑の日、丑の刻に御降臨の際にお供した)
- 鈴鹿社(すずかしゃ)…第八代孝元天皇の第一皇子で第十一代垂仁天皇の外祖父である大比古命(おおひこのみこと)を祀る
また本宮には龍船閣(りゅうせんかく)や
昭和の作庭家の第一人者、故・重森三玲氏によって作庭された石庭 天津磐境(あまついわさか)も見どころです。
庭全体が船の形になっていて、中央の椿の樹がマスト(帆柱)です。神様が御降臨になる樹でもあります。石庭は全て貴船石で石組されているのですが、貴船石は2億数千年前に海底に噴出した火山岩系の玄武岩質の貴重な石です。
⑥奥宮へ向かう
次は奥宮へ向かう石段を降りて本宮から出ます。左手に見える景色もキレイです。
本宮から出て5分ほど歩くと左手に結社(中宮)が見えてきますが、そのまま通り過ぎて奥宮に向かいます。
結社からさらに進むと、左手に御神木の相生(あいおい)の杉があり、御神木の横には末社があります。
- 私市社(きさいちしゃ)…国作りをした神様である大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀る
- 林田社(はやしだしゃ)…大国主命と共に国作りに尽力した神様で、医薬やお酒の神様である少名彦命(すくなひこなのみこと)を祀る
- 林田社と私市社を併せ称して「二ツ社」といい、貴船明神の荒御魂を祀る
相生の杉は同じ根から生えた二本の杉で樹齢は1,000年です。相生は相老(あいおい)に通じることから夫婦共に長生きの意味です。(相老は夫婦が仲よく連れ添って長命であること)
相生の杉からさらに進むと思ひ川が見えてきます。
当時は奥宮が本社だったので参拝者はこの谷川で身を清めていたようです。昔は御物忌川(おものいみがわ)と呼ばれていましたが、「おものいみがわ」が和泉式部の恋の話と重なって「思ひ川」になったのではないかと言われています。
思ひ川からさらに進んで行きます。
奥宮が見えてきました。結社から奥宮までは徒歩5分ほどなので、本宮からは10分ほどで着きます。
⑦奥宮で参拝
まずは奥宮の左手前にある手水舎で身を清めます。
手水舎で身を清めたら参拝します。御祭神は高龗神(たかおかみのかみ)です。
奥宮の本殿下には日本三大龍穴の1つとされている巨大な龍穴があります。
江戸時代に行われた本殿修理の時、大工が龍穴の中にノミを落としてしまったところ、空が曇り突風が起こってノミが空中に吹き上げられたとのことです。
龍穴は目にすることはできませんが神聖な空気が漂っています。
また、奥宮には末社があり、それぞれ次の神様が祀られています。
- 日吉社(ひよししゃ) …大物主命(おおものぬし)を祀る。大物主命は大国主命の別称。古伝では大山咋命(おおやまくいのみこと)を祀る。貴船山を守る山の神
- 吸葛社(すいかずらしゃ)…大国主命の子である味耜高彦根命(あじすきたかねひこ)を祀る。別称は鴨大明神
- 鈴市社(すずいちしゃ)…初代天皇・神武天皇の皇后である媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめ)を祀る
奥宮の本殿左手には御船形石(ふながたいし)もあります。
玉依姫(たまよりひめ)が乗ってきた黄船が人目に触れぬよう小石で覆ったものとされ、航海する時にこのあたりの小石を頂けば海上安全のご利益があると船乗り達から船玉神として信仰されてきました。
⑧結社(中宮)へ向かう
奥宮で参拝したら結社(中宮)へ向かいます。ちなみに結社は本宮と奥宮の間にあるので中宮(なかみや)とも言います。
⑨結社(中宮)で参拝
結社(中宮)に着きました。2018年秋の台風21号で結社に大枝が落下し、社殿が倒壊してしまいましたが、2019年の3月30日に正遷座祭を執り行い復興しました。
貴船神社の結社(中宮)結社の御祭神は縁結びの神・恋を祈る神である磐長姫命(いわながひめのみこと)です。
結社には貴船の山奥から出土した重さは6トンの船形の自然石「天乃磐船(あめのいわふね)」があります。1996年3月に貴船神社に奉納され、神様の乗り物として神聖視されています。
他にも樹齢およそ400年の御神木や
夫の心変わりに思い悩んで参拝した、平安時代中期の歌人である和泉式部(いずみしきぶ)の歌碑もあります。
結社で参拝したら貴船神社の三社詣は完了です。
貴船神社のアクセスマップ
■貴船神社
【住所】京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
【アクセス】叡山電鉄鞍馬線 貴船口駅から京都バスに乗り換え貴船下車で徒歩約5分
貴船口駅から歩く場合は徒歩約30分
【駐車場】本宮10台・奥宮15台(2時間500円)
*貴船には駐車場がほとんどないので公共交通機関の利用がおすすめ
まとめ
貴船神社の御神水は世界一と言って良いほど霊験あらたかな水です。参拝した際は必ず頂くことをおすすめします。