ルビーの効果は勝利・邪気祓い・災難除け・魅力・ヒーリングです。
「宝石の女王」と呼ばれるパワーストーン「ルビー」についてまとめました。
ルビーの効果
ルビーの主な効果は次の通り。
①勝利
古来よりルビーの燃えるような赤色には「不滅の炎」が宿るとされている。不屈の精神を育み、どんな困難も乗り超えて、勝利を掴み取れるように手助けをしてくれる。
②邪気祓い・災難除け
ルビーは持ち主に迫る危険を察知することができる。あらゆる邪気や災難から身を守りながら、勝利の道へと導く。
③魅力
ルビーは古くから権力の象徴とされてきた。身につけるとカリスマ性や華やかさが高められ、情熱的な魅力が引き出される。
④ヒーリング
生命力を象徴するルビーが放つ波動は、血液や生殖器系統の動きを活発にする効果がある。ストーンヒーリングの分野では、慢性的なスタミナ不足、冷え性、貧血、低血圧、精力の減退などの改善に役立つと言われている。
ルビーがおすすめな人
ルビーがおすすめな人は次の通り。
- 勝利を掴み取りたい人
- 邪気除けや災難除けの御守りが欲しい人
- 仕事で成功を収めたい人
- 恋愛を成就させたい人
- 面接や試験の御守りが欲しい人
- カリスマ性や華やかさを高めたい人
- 情熱的な魅力を引き出したい人
- やる気や元気が欲しい人
- 7月生まれの人
- 牡羊座の人
- 結婚40周年の贈り物が欲しい人
ルビーと相性の良い石
ルビーと相性の良い石は次の通り。
- サファイア
- アメジスト
- インカローズ
- オパール
- ムーンストーン
- ロードナイト
- ペリドット
- ガーネット
ルビーの浄化方法
ルビーの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | × |
流水 | 〇 |
日光浴 | × |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
ルビーの豆知識
ルビーのその他の情報は次の通り。
名称の由来
ラテン語で赤を意味する「ruber」が由来している。
特徴
ルビーは鮮やかな深紅色が特徴の石で、ダイヤモンドに次ぐ高度(9.0)を持つ。コランダム(鋼玉)という鉱物の変種で、コランダムの中で赤色のものをルビーと呼ぶ。コランダムの赤色以外のものがサファイア。
コランダムは元々無色透明で、含まれる不純物の種類によって様々な色を見せる石。不純物にクロムが1%ほど含まれることでルビーの特徴的な赤色は発色する。クロムの量が0.1%ほどだと薄い赤色をした「ピンクサファイア」などとなり、1%以上になると黒さが増してしまい、この含有割合が1%という絶妙なバランスでないとルビーの赤色は生まれない。この割合は自然界で非常に稀な状況下でしか起こらないため、天然のルビーはかなり希少性の高い石と言える。
「宝石の王様」と呼ばれるダイヤモンドよりも実はルビーの方が希少性が高く、現代ではダイヤモンドよりも高値で取引されることが多い。良質なルビーはインクルージョンが少なく透明度が高いもので、鮮やかな深紅色をしたものほど高価になる。ミャンマー(ビルマ)は良質なルビーが多く採掘される産地として有名で、特にモゴック地方では「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれる最高級のルビーが産出される。鮮血のような深紅色で、内部からの輝きが強く鮮やかなテリが見られるのが特徴的。
基本的にはミャンマーのモゴック地方で採れるもののみがピジョン・ブラッドとされているが、現在では色味や輝きなどが規定範囲内のものであれば産地を問わずにピジョン・ブラッドと呼ばれるようになってきている。本来のピジョン・ブラッドを入手したい人は購入の際産地の確認が必須。
タイでは「ビーフ・ブラッド(牛の血)」と呼ばれる少し黒味がかった赤色のルビーが産出される。色合いの美しさや価値はピジョン・ブラッドには及ばないが、輝きは同等レベルを放つものもあると言われている。スリランカやベトナムで産出されるルビーは明るめの赤色が特徴で、ピンクに近い赤色をしたものは「チェリーピンク」と呼ばれている。
ルビーの成分中にルチルの針状結晶が混ざることで六条の線(スター効果)が見られるものがあり、「スタールビー」と呼ばれてさらに希少な存在として珍重されている。
歴史・伝説
ルビーは古くから高貴な石。王侯貴族など地位の高い人しか身につけられない宝石とされていた。
古代ローマでは「軍神マルスが宿る石」として崇められ、勝利を呼ぶ石として戦場へ向かう兵士たちがこぞって身につけていた。持ち主に危険が及ぶと色を変えて知らせてくれるという言い伝えが数多くあり、災厄除けなどの護符としても珍重されていた。
ルビーは歴史が長く、様々な伝説や伝承を持つ石だが、古くは赤い石を総称してルビーと呼んでいた時代もあり、レッドスピネルやガーネットなど他の赤い石と混同されていた。特にレッドスピネルはルビーと同じクロムの影響で赤色を発する石で、鉱床も同じだったため、判別が難しかったのか、1783年にフランスの鉱物学者ジャン・バティスト・ローマ・ド・リールがスピネルはルビーとは別の鉱物だと判明するまでの長い間ずっと同じ鉱物だと考えられてきた。
ルビーと呼ばれていた石が実際はスピネルやガーネットだったと判明した伝承や伝説は数多くある。旧約聖書に出てくるルビーはすべてスピネルやガーネットのことだったと言われている。イギリス王室の戴冠式用の王冠に飾られている巨大なルビー「黒太子のルビー」が実はスピネルだったことが19世紀になって判明されたという話は有名。
鉱物データ
別名 | - |
鉱物名 | 紅玉(べにぎょく) Ruby(ルビー) |
主な原産地 | ミャンマー・スリランカ・タイ・ベトナム・カンボジアなど |
分類 | 酸化鉱物 |
化学組成 | Al2O3 |
結晶系 | 三方晶系 |
劈開 | なし |
硬度 | 9 |
比重 | 3.97~4.05 |
条痕 | 無色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 赤色 |
まとめ
ルビーの情報を探している方の参考になれば幸いです。