トパーズの効果は成功・良縁・対人運・ヒーリングです。
太陽の宝石と呼ばれるパワーストーン「トパーズ」についてまとめました。
トパーズの効果
トパーズの主な効果は次の通り。
①成功
トパーズは引き寄せる力の強い石。その時の持ち主に必要なチャンスを引き寄せてくれる。
持ち主の直感力や洞察力を高め、成功に向けて「今、すべきこと」や「今、必要なこと」を把握できるようにサポートしてくれる。自分を信じる力が高まり、正しい決断をしていけるようになる。未来が見えない時、自分を変えたい時などに効果的。
②良縁
トパーズは仕事や恋愛で良縁を呼び寄せてくれる。新たな仕事に挑戦したい、新たな出会いを求めたい時にトパーズを身につけると、持ち主にとってその時に必要とする人物を呼び寄せてくれる。
③対人運
トパーズには心の汚れを浄化し、誠実な心を育む効果がある。周囲からの信頼度や評価が高まり、人間関係を良好に築けるようになる。善人と悪人を区別する力も高まる。
④ヒーリング
トパーズは持ち主の心に平穏を与えてくれる石になる。不安やイライラなどの感情を和らげ、気持ちに余裕を与える。悪癖や依存などを軽減する。枕元に置いて眠ると悪夢を払うとも言われている。
トパーズがおすすめな人
トパーズがおすすめな人は次の通り。
- 11月生まれの人
- 転職したい人
- キャリアアップしたい人
- 未来が見えずに悩んでいる人
- 自分を変えたい人
- 新しい出会いを求めている人
- 心を平穏にしたい人
- 人間関係を良好にしたい人
トパーズと相性の良い石
トパーズと相性の良い石は次の通り。
- ムーンストーン
- ラリマー
- アクアマリン
- アマゾナイト
- スモーキークォーツ
- トルマリン
- ルチルクォーツ
トパーズの浄化方法
トパーズの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | 〇 |
流水 | 〇 |
日光浴 | × |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
トパーズの豆知識
トパーズのその他の情報は次の通り。
名称の由来
トパーズはギリシャ語で「探し求める」を意味する「topazos」という言葉が語源と言われている。
古代で「topazos」と呼ばれていたのはペリドット。当時良質なペリドットが採掘されていたザバルガド島(現在のセントジョンズ島)と呼ばれる「紅海の島が深い霧に包まれていて探すのが難しかった」ことが由来になったとされている。
他にもサンスクリット語で「火」を意味する「tapas」が語源であると考える説もある。
特徴
トパーズは水和性珪酸アルミニウムで、通常、花崗岩質ペグマタイトや石英の鉱脈中に形成される。
トパーズと言えば和名で黄玉と呼ばれるように黄色い宝石のイメージだが、実際には青紫ピンク緑など様々な色を呈する。高度が高く非常に硬い石で、純度の高いホワイト(カラーレス)トパーズはダイヤモンドに間違えられるほど似ている。劈開性があり、強い衝撃を与えると内部に亀裂が生じることがある。
トパーズには水酸基とフッ素が含まれており、そのどちらが優勢かによってOHタイプ(水酸基)とFタイプ(フッ素)の2種類に分けられる。
『OHタイプ』
トパーズの中で最高級の評価を得るインペリアルトパーズがOHタイプ。
インペリアルトパーズ
赤みがかったオレンジ色~黄色をしたトパーズ。シェリー酒を思わせる色味からシェリーカラーと呼ばれる。この赤みは微量のクロムが含まれることにより発色する自然から成る色で、加熱処理したものではない。皇帝や皇后を意味する「インペリアル」という名を冠するこのトパーズは、数あるトパーズの種類の中でも特別な価値を持つ。
OHタイプはFタイプと比べて屈折率が高く、輝きが強く美しい。光に長時間さらしても褪色しないという特徴を持つ。
以前はシェリーカラーのもののみをインペリアルトパーズと呼んでいたが、2004年にJJA(社団法人日本ジュエリー協会)とAGL(宝石鑑別団体協議会)が定めた新ルールにより、OHタイプであれば色に関係なくインペリアルトパーズと称することができるようになった。正式名称ではないので鑑別書には「別名:インペリアルトパーズと呼ばれます」などと記載される。
OHタイプのトパーズが採れる世界最大の産地はブラジルミナスジェライス州のオウロプレト地区だが、1972年にパキスタンのカトラン渓谷でもOHタイプの美しいピンクトパーズが発見され有名な産地となった。ピンクトパーズはFタイプのものもあるので購入の際は注意が必要。
『Fタイプ』
トパーズの大半はこのFタイプ。
Fタイプは光に長時間あてると褪色する傾向があり、熱を加えたり放射線をあてたりすることで色を変えることができる。ブルートパーズやグリーントパーズは無色のトパーズに放射線処理と加熱処理を施したものがほとんどである。Fタイプのピンクトパーズは黄色や褐色のトパーズに加熱処理したもの。
Fタイプの代表的なトパーズ
ブルートパーズFタイプの中で人気の高いブルートパーズは、色の濃さの違いで名称が異なる。アクアマリンに似た淡い青色のものをスカイブルートパーズ、スカイブルーよりも鮮やかで濃い青色のものをスイスブルートパーズ、若干グレーがかった深い青色のものをロンドンブルートパーズと呼ぶ。一番高価なのはロンドンブルートパーズ。
ミスティックトパーズブルー、グリーン、パープルなど様々な色が万華鏡のように複雑に煌めくのが特徴のトパーズ。光の当たる方向や見る角度によって色が変わって見える遊色効果を持つ。ミスティックファイアトパーズ、レインボートパーズ、アラスカントパーズなどとも呼ばれる。1998年9月に香港で開催された宝石フェアに初めて登場し、2003年のアメリカのツーソンショーで爆発的に人気となった。
ホワイトトパーズ(カラーレストパーズ)無色透明のトパーズ。ブルートパーズなど色のついたFタイプのトパーズのほとんどは、このホワイトトパーズに放射線や加熱処理をして色を付けている。水晶やダイヤモンドのように、無色の天然石を好む人に人気。他のカラーより比較的安価で手に入れやすいのも人気の理由の一つ。他にもグリーントパーズ、ピンクトパーズ、シャンパントパーズなどがある。
Fタイプのトパーズの産地はロシアやスリランカ、パキシタンやタイなど比較的広い範囲で産出される。少量だが日本でも産出される。
歴史・伝説
古代では黄色い宝石のことを「トパーズ」と呼んでいて、かつてはペリドットと混同されていた。1801年にフランスの鉱物学者のルネジュストアウイによってトパーズとペリドットは違う石であり、OHタイプとFタイプがあることが確定された。
エジプトでは古来よりトパーズを「太陽の宝石」と呼び、太陽神ラーの美しい光でその色となり、災害から身を守る力があると信じてられてきた。ギリシャやローマでは太陽神ジュピターに関係があるとされ、精神を強くし、魔術を解くことができると信じられてきた。
旧約聖書の「出エジプト記」には、ユダヤ教の高僧が身につけていた胸当てに縫い付けられた12種類の宝石のうちの1つがトパーズであったことが記されている。新約聖書の「ヨハネ黙示録」には、エルサレム城壁の土台に飾られた12種類の宝石のうちの1つがトパーズであるということが記されている。
ポルトガル王家の王冠には「ブラガンザの石」と呼ばれる1,680カラットの巨大な石が飾られていて、元々はダイヤモンドだと考えられていたが実際は無色のトパーズだった。アメリカ自然史博物館には世界最大(271㎏)のトパーズの結晶が展示されている。
トパーズの有名な産地はブラジルだが、日本でも産出される。有名な産地は岐阜県恵那郡苗木地方と滋賀県大津市の田上山である。石井研堂の著書「明治事物起原」には、明治3年に高木勘兵衛が美濃国(岐阜県)恵那郡苗木山で「細くして糸のごとき」鉱石を発見したのが日本で黄玉(トパーズ)が知見された最初だと記されている。ただ、高木が発見した石は緑柱石の特徴に近かったため、本当に黄玉だったのかどうかは疑問視されている。
鉱物データ
別名 | - |
鉱物名 | 黄玉(おうぎょく) Topaz(トパーズ) |
主な原産地 | ブラジル・ロシア・スリランカ・パキシタン・タイなど |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学組成 | Al2SiO4(F,OH)2 |
結晶系 | 斜方晶系 |
劈開 | 一方向に完全 |
硬度 | 8 |
比重 | 3.4~3.6 |
条痕 | 白色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 無色・黄色・褐色・ピンク色・青色など |
まとめ
トパーズの情報を探している方の参考になれば幸いです。