トルマリンの効果はヒーリング・浄化・金運・魔除けです。
特にヒーリング効果が高いパワーストーン「トルマリン」についてまとめました。
トルマリンの効果
トルマリンの主な効果は次の通り。
①ヒーリング
トルマリンは種類によって性質や効果は違ってくるが、基本的にトルマリンに属する石はヒーリング効果が高い。心身を浄化し、精神を安定させ、ストレスを緩和させてくれる。
②浄化
マイナスイオンを放つとされるトルマリンは持ち主の浄化だけではなく、その空間も同時に浄化してくれる。体に有害な電磁波を防ぐとされ、スマホやパソコンを頻繁に使う人に特におすすめ。
③金運
トルマリンには帯電性があることから、持ち主の望むものを引き寄せてくれる効果がある。訪れたチャンスを逃がさずに確実に掴み取れるようにサポートしてくれる。特に金運のパワーストーンとして人気。
④魔除け
ショール(ブラックトルマリン)は古くから魔除けの石として使われてきた石。周囲からの悪意やネガティブなエネルギーから身を守ってくれる。
トルマリンがおすすめな人
トルマリンがおすすめな人は次の通り。
- ストレスを軽減させたい人
- 心身ともにリラックスしたい人
- 部屋ごと浄化したい人
- チャンスを掴み取りたい人
- 良運を呼び寄せたい人
- 魔除けの御守りが欲しい人
- スマホやパソコンを頻繁に使う人
- 10月生まれの人
- 結婚8周年記念が欲しい人
トルマリンと相性の良い石
トルマリンと相性の良い石は次の通り。
- ガーネット
- ローズクォーツ
- アベンチュリン
- インカローズ
- ラブラドライト
- ターコイズ
トルマリンの浄化方法
トルマリンの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | 〇 |
流水 | 〇 |
日光浴 | × |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
トルマリンの豆知識
トルマリンのその他の情報は次の通り。
名称の由来
トルマリンはシンハラ語で「混ざり合った」という意味を持つ「turmali(トルマリ)」が由来している。元々ジルコンとトルマリンが混ざり合った石のことを呼んでいたのが、いつの間にか誤ってトルマリンにのみに使われる名称となったと言われている。
トルマリンの結晶を熱すると電気を帯びることから和名では「電気石(せんきせき)」と呼ばれている。
特徴
トルマリンは結晶を熱すると電気を帯びる性質を持つ。無い色が無いと言われるほど、鉱物の中で最もカラーバリエーションが豊富な石。100色以上もの種類があるとされ「カメレオンジェム」とも呼ばれる。
トルマリンという名称は一つの鉱物を指す名称ではなくグループ名で、化学端成分からみると33種類にも分けられるという。特性で分けるとリシア電気石・リディコータイト・灰電気石・苦土電気石・鉄電気石の5つに分けられる。トルマリンのほとんどはリシア電気石(エルバイト)という種類で、ナトリウム、リチウム、アルミニウム、稀に銅などが含まれる。
花崗岩を含有するペグマタイトの中で産され、含まれる不純物によって様々な色合いを見せる。色によって次のような独自の名称が付けられている。
- アクロアイト(無色)
- ルベライト(濃いピンク色、赤色、オレンジ色系。マンガンを含む)
- ピンクトルマリン(淡いピンク色)
- シベライト(赤紫色)
- カナリートルマリン(ザンビア産の明るい黄色。マンガンを含む)
- インディゴライト(濃い青色、濃緑色、藍色系。鉄を含む)
- パライバ(パライバ州産の鮮やな青紫色、緑青色、青色系。銅を含む)
- パーデライト(緑色系。鉄orクロムを含む)
- クロムトルマリン(濃緑色。クロムという名称だが、この石の色の起因はバナジウム)
- ウォーターメロントルマリン(スイカのように周囲が緑色で中心がピンク色)
- バイカラー(明瞭な色の境界線を持つトルマリン。緑色×ピンク色が一般的な組み合わせ)
トルマリンの中でも特にパライバトルマリンは産出量が少なく、希少価値が高い。インディゴライトは1カラットにも似たないものがほとんどなので、大粒のものとなると非常に希少で価値が高くなる。ブラックトルマリンとも呼ばれる黒色のトルマリンは、大量の鉄を含む鉄電気石(ショール)という種類で、その種類名から「ショール」と呼ばれる。
ナトリウムの代わりにカルシウムが多く含まれたリディコータイトは、複雑な三角形の成長帯構造を持ち、中心から放射線状に三角形のカラーゾーニングを示す。有名なメルセデスベンツのマークに似ていることから「メルセデス・スター」という愛称でも呼ばれる。
カルシウム、マグネシウム、アルミニウムが豊富な灰電気石(ウバイト)は黒色に近い色をしている。ナトリウム、マグネシウム、アルミニウムが豊富な苦土電気石(ドラバイト)は琥珀のような黄色から濃い茶色、黒色をしていて透明なものもある。
灰電気石と苦土電気石は一緒に産されることが多く、「サバンナトルマリン」と呼ばれる明るい黄色のものも両者の混合物で、着色元素は鉄。またキャッツアイ効果を示すものを「トルマリンキャッツアイ」と呼ぶ。品質は様々なのでキャッツアイ効果が見られるものが高価という訳ではない。
もっとも産出量の多い国はブラジルのミナスジェライス州で、他にはアメリカのサンディエゴやタンザニア、モザンビーク、ケニア、マダガスカルなどアフリカ東部の国々で産出される。
歴史・伝説
和名で「電気石(でんきせき)」と呼ぶように、石の両端にプラスとマイナスの電気を帯電していて、加熱することにより静電気を発する。この性質を発見したのはアムステルダムの宝石商人だった。日向に置いてあったトルマリンが日光の熱で静電気を発し、埃を引き寄せていたのを発見したという。
古くから神聖な儀式や病気の治療などに使われていたとされ、古代のシャーマンは霊性を研ぎ澄まさせる石として愛用していた。中国清末期の権力者西太后はトルマリンをこよなく愛し、毎年のように数トンものトルマリンを輸入していたという。
トルマリンの中でも最も希少価値が高いとされるパライバトルマリンは、1989年にブラジルのパライバ州にあるナアルト・ダ・ポルポレス山脈内の鉱山から偶然に発見された石になる。同年2月にアメリカのツーソンミレラルショーに登場し、宝石業界で脚光を浴びた。人気を博したものの、鉱脈が細かったこと、採掘権を巡る訴訟などでなかなか採掘が進まなかったため、さらに希少価値が高まったという。現在ではエメラルドやルビーなど有名な宝石を凌ぐほどの価値となっている。
産地であるパライバ州が名称の由来だったことから、日本ではパライバ産のもののみを指す名称とされていたが、後にその他の国でも同じ成分のトルマリンが発見されるようになったため、2006年5月1日に社団法人日本ジュエリー協会によって「銅イオンにより青色~緑色を呈するトルマリンをパライバトルマリンと呼ぶ」と定義付けられた。
鉱物データ
別名 | - |
鉱物名 | 電気石(でんきせき) Tourmaline(トルマリン) |
主な原産地 | ブラジル・アフリカ・スリランカ・アメリカなど |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学組成 | Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4(リシア電気石の組成) |
結晶系 | 三方晶系 |
劈開 | 一方向に完全 |
硬度 | 7~7.5 |
比重 | 3.03~3.31 |
条痕 | 無色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 無色・青色・緑色・紫色・黄色・赤色・ピンク色・褐色・黒色など |
まとめ
トルマリンの情報を探している方の参考になれば幸いです。