アメトリンの効果は金運上昇・財運上昇・恋愛の守護・ヒーリングです。
アメジストとシトリンの2つの性質が組み合わさる「陰陽のバランス」が取れた強力なパワーストーンであるアメトリンについてまとめました。
アメトリンの効果
アメトリンの主な効果は次の通り。
①金運上昇・財運上昇
富と繁栄を象徴するシトリンは幸運の石と呼ばれ、古くから金運・財運を高める力があるとされている。アメトリンにも当然その効果がある。
②恋愛の守護
アメトリンに含まれるアメジストは「愛の守護石」と言われている。感情的になりがちな恋愛で冷静さを保ち、見た目や雰囲気に惑わされることなく、真実の愛を見極める力を与えてくれる。
③ヒーリング
アメトリンには高いヒーリング効果がある。
マイナスを消し去り、ストレスを軽減し、心に余裕を与えてくれる。精神面が原因の体の不調なども改善するサポートをしてくれる。
アメトリンがおすすめな人
アメトリンがおすすめな人は次の通り。
- 最良の状態を保ちたい人
- もっと能力を引き出したい人
- 金運も恋愛運も高めたい人
- 商売繁盛の御守りが欲しい人
- 雑念を消して集中力を高めたい人
- 精神的に安定したい人
アメトリンと相性の良い石
アメトリンと相性の良い石は次の通り。
- 翡翠
- シトリン
- ラピスラズリ
- クリソプレーズ
- ルチルクォーツ
- 水晶
- アクアマリン
アメトリンの浄化方法
アメトリンの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | 〇 |
流水 | 〇 |
日光浴 | × |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
アメトリンの豆知識
アメトリンのその他の情報は次の通り。
名称の由来
アメトリンは「アメジスト」と「シトリン」を組み合わせて名付けられた。アメトリンの産地であるボリビアでは、スペイン語で「ボリビア女性」を意味する「ボリビアニータ」と呼ばれている。
特徴
アメトリンは「アメジスト(紫水晶)」と「シトリン(黄水晶)」が混じり合った希少な石で、アメジストの紫色とシトリンの黄色のバイカラーが特徴。
シトリンはアメジストが長時間にわたる自然の熱によって変色したもので、その過程が何らかの原因で中断されてアメトリンの結晶ができると考えられている。
天然のアメトリンは世界で唯一、ボリビアの南東部のアナイ鉱山でのみ産出される。
基本的に天然のアメトリンの産地はボリビアだが、アナイ鉱山はブラジルの国境近くに位置するので、稀に「ブラジル産」表記のものもある。
市場に流通しているものの多くは人工的に加熱し、加工して作られたもので、天然のアメトリンを入手したい場合は産地に注意する必要がある。
歴史・伝説
世界で唯一のアメトリンの産地であるアナイ鉱山にまつわる伝説では、1600年代にスペインのコンキスタドールがアヨレオ族の王女である「アナイ」と結婚した際、持参金として鉱山を受け取り、それを機に発見したアメトリンをスペインの女王へ贈呈したという。それがヨーロッパではじめて確認されたアメトリンだったとされている。
実際にこの石が世界の宝石市場に出回るようになったのは、1970年代の終わり頃と比較的最近のことになる。
ブラジルやパラグアイを通して市場に出始めたが、この頃アナイ鉱山は多くの問題からボリビア政府によって公には採掘が禁じられていたため、「この石は一体どこで採られた石なのか」「この色合いは天然なのか、人工的に作られたのか」など、謎に包まれた石として知れ渡っていった。
1980年代初期には、水晶としては異例の高値で取引されるようになるが、その後「この2色の水晶は天然ではあり得ない」と研究家たちが結論づけ、1980年代の後半には価格が暴落した。
その数年後、アナイ鉱山の開発が認められ、アメトリンの素性が明らかとなり、1993年にはボリビア産のアメトリンとして世界中に輸出されるようになった。
現在アナイ鉱山はサンタクルスにあるMinerales y Metales del Oriente社が独占的に運営していて、所有者であるRamiro Riveroに許可を得なければ鉱山に行くことはできない。
鉱物データ
別名 | 紫黄水晶(しおうすいしょう) |
鉱物名 | 石英(せきえい) Quartz(クォーツ) |
主な原産地 | ボリビア |
分類 | 酸化鉱物 |
化学組成 | SiO2 |
結晶系 | 三方晶系 |
劈開 | 不明瞭 |
硬度 | 7 |
比重 | 2.65 |
条痕 | 白色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 紫色+黄色 |
まとめ
アメトリンの情報を探している方の参考になれば幸いです。