ガーネットの効果は成功・情熱・恋愛です。
「実りの象徴」「情熱の石」と呼ばれるパワーストーン「ガーネット」についてまとめました。
ガーネットの効果
ガーネットの主な効果は次の通り。
①成功
ガーネットは「実りの象徴」の石と言われる。真面目にコツコツと努力し、積み上げてきたことを実らせ、成功へと導いてくれるパワーストーンになる。
忍耐力や意志力を強くし、積極性を高め、どんな障害が訪れようとも目標に向かって突き進んで行けるようサポートしてくれます。
②情熱
ガーネットは「情熱の石」とも呼ばれる。夢や目標を見失っている時でも、心の奥に眠っている情熱を呼び覚ましてくれる。
再び何かに向かってがんばるやる気が湧き、新たな夢や目標を見つけることができる。
③恋愛
ガーネットの実りの効果は恋愛面でも発揮される。
一途に想い続けてきた恋が実ったり、探し求めていたような最高のパートナーと出会えたり、願っていた恋が実るようにサポートしてくれる。
長く付き合うほどマンネリを感じる夫婦やカップルは多いが、ガーネットを身につけることで初心の頃のときめきや情熱を思い出し、相手への想いを再熱させてくれる。
絆を深めて愛情を持続させていく効果があるので、遠距離恋愛や単身赴任で離ればなれになってしまう時にも効果的。
ガーネットがおすすめな人
ガーネットがおすすめな人は次の通り。
- これまで頑張ってきた努力を実らせたい人
- 忍耐力や意志力を強くしたい人
- 夢や目標が欲しい人
- 片思いを実らせたい人
- マンネリを解消したい人
- 大切な人との絆や愛を深めたい人
- 結婚18週年目の贈り物に
- 1月生まれの人
- 水瓶座の人
ガーネットと相性の良い石
ガーネットと相性の良い石は次の通り。
- ルビー
- アメジスト
- エメラルド
- ラピスラズリ
- スモーキークォーツ
- シトリン
- カーネリアン
ガーネットの浄化方法
ガーネットの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | 〇 |
流水 | 〇 |
日光浴 | 〇 |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
ガーネットの豆知識
ガーネットのその他の情報は次の通り。
名称の由来
ガーネットの名称はラテン語で「多くの種子を持ったもの」を意味する「granatus」が由来。ガーネットが発見された際、母岩にびっしりと産された結晶の様子から名付けられた。
日本ではザクロの実に似ていることから「柘榴石(ざくろいし)」と呼ばれている。
特徴
ガーネットと言えば濃い赤色のイメージが強いが、実際は幅広い色合いを持つ。
ガーネットの結晶は産出された状態からすでに整った形状(菱形12面体や凧形24面体)をしているのが特徴で、天然のカット宝石とも呼ばれている。硬度も高く加工がしやすい石で、色の種類も豊富なので宝飾品として重宝されている。
比較的安価に大量に採掘でき、硬度が高く粒子が細かいため、宝石に使えないものは研磨剤や紙やすりとしても利用される。
ガーネットという名称は鉱物名ではなく、ネソ珪酸塩鉱物の中の一つのグループ名で、主成分の違いによって様々な種類がある。
ガーネットグループはまずパイラルスパイト系列とウグランダイト系列の2つに分けられる。
パイラルスパイト系列には、アルマンディン・パイローブ・スペサルティン・ロードライト・ウンバライトなどがある。ウグランダイト系列には、グロッシュラー・アンドラダイト・マリガーネット・ウバロバイトなどがある。
一般的にガーネットと言えば、鉄・アルミニウムが主成分で、黒っぽい濃い赤色をしたアルマンディンとマグネシウム・アルミニウムが主成分の真っ赤なパイロープを指す。
アルマンディンとパイローブの中間的な成分で赤紫色をしたロードライト。鉄・マンガンが主成分で赤っぽいオレンジ色をしたスペサルティン。スペサルティンの中で鮮やかなオレンジ色をしたものは「マンダリンガーネット」と別名で呼ばれている。
パイローブにスペサルティン(もしくはスペサルティンとアルマンディン)の成分が混ざったウンバライト(マラヤガーネット)。カルシウム・アルミニウムが主成分のグロッシュラーは入り込む不純物によって色が変わり、名称も異なる。
緑色をしたグロッシュラーは基本的に「グリーンガーネット」と呼ばれるが、グリーンガーネットの中で透明度が高く濃い緑色をしたものは「ツァボライト」、鮮やかなミントのような緑色をしたものは「ミントガーネット」とさらに別の名称がつけられている。
オレンジ色・シナモン色のものは「ヘソナイト」、無色のものは「リューコガーネット(ホワイトガーネット)」という。カルシウム・鉄が主成分のアンドラダイトも様々な色合いを持ち、それぞれ別名が付いている。
アンドラダイトの中で鮮やかな緑色をしたものは「デマインドガーネット」と呼ばれ、高品質のものはダイヤモンドに匹敵する輝きを持ち、ガーネットの中で最も高値で取引されるという。黄色のアンドラダイトは「トパゾライト」、黒色のものは「メラナイト」という。
グロッシュラーとアンドラダイトの中間的な成分でできているレモンっぽい黄色をしたものはマリガーネット。カルシウム・クロムが主成分で鮮やかな緑色をしたものはウバロバイトと呼ばれている。上記に挙げた有名なもの以外にも様々な種類がある。
歴史・伝説
様々な色合いを持つガーネット。唯一青色だけが無かったが、1990年代後半にマダガスカルのベキリー地区で初めて青色のガーネットが産出された。
光源によって色が変わるというカラーチェンジの性質を持ち合わせているものもあった。「ベキリーブルーガーネット」と呼ばれ、流通量が少なく、すでに鉱山も枯渇しかけているので「幻のブルーガーネット」と言われている。
ガーネットは歴史上最古の宝石のひとつで、古くから神聖な石として崇められ、魔除けや御守りとして大切に扱われてきた。今から5000年以上前のファラオのミイラとともに見つかった宝石としても知られている。
紀元前のヘレニズムの時代、東方遠征をしていたアレキサンダー大王がインド産のガーネットを持ち帰ったとも言われている。古代エジプトでは彫刻を施したガーネットを強力な護符として崇めていた。
中世ヨーロッパでは、ガーネットの赤色は「一族の血の結束」を象徴するものとして王家の紋章に用いられた。また、ガーネットの深紅色が血を連想させることから、持っていると傷を受けないと信じられていたため、十字軍の兵士たちは身を守る護符として戦場に行く際にはガーネットを身につけていたという。
ユダヤ教の祭司は「真理を得る石」としてガーネットを身につけ、ユダヤ人の伝説では旧約聖書ノアの方舟で四十日四十夜続いた大洪水の中、暗闇に光を放ち船の行く道を照らしたのはガーネットだったという。
ガーネットが宝飾品として最盛期を迎えたのは19世紀の英国ヴィクトリア朝時代。20世紀に入り他国で様々な美しい宝石が手に入るようになったことで人気は衰えたが、1912年にアメリカ全国宝石商協会がガーネットを「1月の誕生石」に定め、現在でもパワーストーン愛好家には根強い人気を誇っている。
鉱物データ
別名 | 紅榴石(べにざくろ・こうりゅうせき) |
鉱物名 | 柘榴石(ざくろいし) Garnet(ガーネット) |
主な原産地 | インド・ブラジル・スリランカ・タンザニア・マダガスカルなど |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学組成 | A3B2(SiO4)3 またはA3B2C3O12 |
結晶系 | 等軸晶系 |
劈開 | なし |
硬度 | 6.5~7.5 |
比重 | 3.1~4.3 |
条痕 | 白色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 無色・黄色・褐色・赤色・緑色・黒色 |
まとめ
ガーネットの情報を探している方の参考になれば幸いです。