ラピスラズリの効果は幸運・成長・頭脳明晰・邪気祓い・第6チャクラ・第7チャクラ活性化です。
世界で初めてパワーストーンとして認識された石「ラピスラズリ」についてまとめました。
ラピスラズリの効果
ラピスラズリの主な効果は次の通り。
①幸運・成長
ラピスラズリは「幸運をもたらす石」として有名。目先の幸せではなく、持ち主の人生をより良い方向へと導く効果がある。
持ち主に与えられた試練や困難を回避するのではなく、持ち主の眠っている才能を引き出し、自分の力で乗り越えていけるようにサポートしてくれる。人としての成長や魂のレベルアップを促す。
人生の岐路に立たされている時、進むべき道が分からなくなってしまった時におすすめのパワーストーン。
②頭脳明晰
ラピスラズリは持ち主に知恵を授け、頭脳を明晰にし、意識をより高いレベルまで引き上げてくれる。勉学に励む受験生や研究職の人などにも有効なパワーストーン。
③邪気祓い
ラピスラズリは邪気や邪念を祓い、精神バランスを整えてくれる。洞察力や決断力も高まる。
④第6チャクラ・第7チャクラ活性化
ラピスラズリは古くから「最強の聖石」とされてきた。「第三の目(第6チャクラ)」や第7チャクラを活性化させる力を持つ。
ラピスラズリがおすすめな人
ラピスラズリがおすすめな人は次の通り。
- 第6、第7チャクラを活性化させたい人
- 第三の目を開きたい人
- 頭脳を明晰にしたい人
- 受験生や研究職の人
- 邪気や邪念を祓いたい人
- 人生をより良い方向に進めたい人
- 人生の岐路に立っている人
- 進むべき道に悩んでいる人
- 9月生まれ、12月生まれの人
ラピスラズリと相性の良い石
ラピスラズリと相性の良い石は次の通り。
- ラブラドライト
- アメジスト
- アズロマラカイト
- シトリン
- 水晶
- アクアマリン
- スギライト
- ラリマー
- ターコイズ
ラピスラズリの浄化方法
ラピスラズリの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | × |
流水 | × |
日光浴 | × |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
ラピスラズリの豆知識
ラピスラズリのその他の情報は次の通り。
名称の由来
ラピスラズリの「lapis(ラピス)」はラテン語で石を意味し、ラズリはペルシャ語の地名lazhward(ラズワルド)が起源で、ラズワルドがアラビア語に入って群青色を指す言葉となり、それらの言葉が組み合わさって名付けられたとされている。
ラピスラズリと呼ばれるようになったのは中世ヨーロッパの頃からで、それまではサファイアの語源である「Sappeiros」や「Sapphirus」と呼ばれていた。日本では瑠璃(るり)と呼ばれ、瑠璃色とはこの石の色のことを指す。
特徴
ラピスラズリは紫がかった濃い紺色をベースに金色の斑点と白い筋のような模様が特徴で、まるで星が輝く夜空を思わせるような神秘的な外観をしている。
ラズライト(青金石)、ソーダライト(方ソーダ石)、アウイン(藍方石)、ノーゼライト(黝方石)が主成分で、パイライト(金色の部分)やカルサイト(白い筋の部分)などの微量鉱物が複数入り混じった固溶体。
アフガニスタンは世界一の産出量を誇り、高品質なラピスラズリが採れるサリ・サング鉱山があることで有名な産地。
歴史・伝説
ラピスラズリは人類が利用した最古の鉱物とされ、世界中に数えきれないほどの伝説や逸話が残されている。その見た目から「天空を象徴する石」「神に繋がる石」などとして世界各地で崇められていた。
古代ではラピスラズリをサファイアの語源であるサプフィールやサッピルスと呼んでいた記録がいくつか残っていて、この頃のサファイアはラピスラズリのことだったのではないかと考えられている。古代ローマの大プリニウスが著した「博物誌」にはラピスラズリのことをサッフィールという名で記されている。
新約聖書の「ヨハネ黙示録」で新エルサレム神殿の飾られた12種類の石を2番目がサファイア、11番目が青玉との記載があり、青玉が現在のサファイアを指すので、2番目のサファイアはラピスラズリのことではないかと考えられている。旧約聖書でモーゼが神から授かったとされるモーゼの十戒が刻まれた石版はサファイアとされてきたが、これもラピスラズリであった可能性があると言われている。
ラピスラズリは古代エジプト、シュメール、バビロニアの時代から珍重されて続けてきた鉱物で、宝石や装飾品、顔料のウルトラマリンの原料などとして用いられてきた。アフガニスタンでは新石器時代から採掘され、シルクロードを通じて東西へと輸出されていた。古代バビロニアやエジプトでは、ラピスラズリを顔料にして壁画を描いたり、護符として利用したりしていた。古代エジプトではファラオや王族など階級の高い人しか身につけられない高貴な石とされ、黄金に匹敵するほどの価値が与えられていたという。ツタンカーメンの黄金のマスクにラピスラズリが使われているのは有名。
美と愛の女神アフロディーテに深い関りを持つ石とも言われ、古代ローマでは恋人たちの守護石として親しまれていた。後に日本にも運ばれるようになったラピスラズリは瑠璃と呼ばれ、仏教の七宝の一つとされている。
1984年にアフガニスタンの内戦で政府が大量のラピスラズリを売却したため、それ以降市場で安価に出回るようになった。ラピスラズリは世界で初めてパワーストーンとして認識された石でもある。
鉱物データ
別名 | 瑠璃(るり) |
鉱物名 | 主に青金石(せいきんせき) Lazurite(ラズライト) |
主な原産地 | アフガニスタン・ロシア・チリ・ミャンマー・アメリカなど |
分類 | 変成岩 |
化学組成 | (Na,Ca)8(AlSiO4)6(SO4,S,Cl)2を主成分とするミネラルの固溶体 |
結晶系 | 等軸晶系 |
劈開 | 完全 |
硬度 | 5~5.5 |
比重 | 2.7~2.9 |
条痕 | 青色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 藍色・濃青色をベースに金色の斑点と白い筋のような模様 |
まとめ
ラピスラズリの情報を探している方の参考になれば幸いです。