ムーンストーンの効果は女性守護・恋愛成就・才能開花・邪気祓いです。
月の光が封印されたパワーストーン「ムーンストーン」についてまとめました。
ムーンストーンの効果
ムーンストーンの主な効果は次の通り。
①女性守護
古くから神秘的な力を持つと信じられてきたムーンストーンは、特に女性をサポートする力に優れた石で、女性特有の不調を緩和する効果がある。月光のような優しいエネルギーで心に安らぎと癒しを与えてくれる。
②恋愛成就
ムーンストーンは「恋人たちの石」とも呼ばれる。恋愛を成就させて幸せな結婚へと導く力がある。
恋人同士でムーンストーンを贈り合うと愛情や絆が深まる。マンネリ気味なカップルにもおすすめ。カップルだけでなく、現在シングルで出会いを求めている人や、恋を実らせたい人にも効果的。
③才能開花
ムーンストーンには持ち主の潜在意識に働きかけ、秘めた才能を引き出す力がある。
感受性が豊かになる、勘が鋭くなる、インスピレーション力が増す、大切な人に迫る危険を察知する、未来予知などスピリチュアル能力アップも期待できる。
④邪気祓い
ムーンストーンには邪気祓いの効果もある。旅の御守りや女性の身を守る御守りにも最適のパワーストーン。
ムーンストーンがおすすめな人
ムーンストーンがおすすめな人は次の通り。
- 生理前や産後、更年期などからくる不調を和らげたい人
- 情緒を安定させたい人
- 心に安らぎと癒しが欲しい人
- 恋愛成就の御守りが欲しい人
- 恋人同士の愛情や絆を深めたい人
- 秘めた才能を引き出したい人
- スピリチュアル能力を高めたい人
- ダイエットを成功させて綺麗になりたい人
- 危険回避や邪気祓いの御守りが欲しい人
- 6月生まれの人
ムーンストーンと相性の良い石
ムーンストーンと相性の良い石は次の通り。
- トパーズ
- インカローズ
- アクアマリン
- ラブラドライト
- カルセドニー
- パイライト
- シャーマナイト
- サンストーン
- スギライト
ムーンストーンの浄化方法
ムーンストーンの浄化方法は次の通り。
セージ | 〇 |
水晶 | 〇 |
塩 | 〇 |
流水 | 〇 |
日光浴 | 〇 |
月光浴 | 〇 |
音叉 | 〇 |
ムーンストーンの豆知識
ムーンストーンのその他の情報は次の通り。
名称の由来
石の表面にまるで月光のような光(シラー)が浮かぶことから「ムーンストーン」と名付けられた。
特徴
ムーンストーンはシラーと呼ばれる光学効果が特徴の石。まるで月光のような白色や青色の神秘的な輝きを放つ。
典型的なムーンストーンの石の色は白色や乳白色だが、オレンジ色や緑色、ピンクやグレーなど様々ある。サンストーンやアマゾナイト、ラブラドライトなどと同じ長石(フェルドスパー)グループの石。
現在、長石グループに属する石の中でシラー効果が見えるものすべてを「ムーンストーン」と呼ぶ傾向にあるが、鉱物的に見ると非常に複雑な背景がある。
本来鉱物としてのムーンストーンはアノーソクレース(曹微斜長石)またはサニディン(玻璃長石)とアルバイト(曹長石)の薄い層が重なり合って形成されたものを指す。石の内部に光が入り込み反射するため、内部から光が浮かび上がって見えるのがシラーの特徴。
シラーの色合いが青白く見えるものを「ブルームーンストーン」と呼ぶ。ブルームーンストーンはすでに鉱山が枯渇状態で産出されておらず、市場にもほとんど出回っていない。
現在出回っているブルームーンストーンはペリステライト(曹長石の変種)やラブラドライト(曹灰長石)になる。ペリステライトはオリゴクレース(灰曹長石)とアルバイトが層になったもので、この石のシラーは内部から出るものではなく、石の表面に反射した光になる。ペリステライトは近年発見された石だが、ブルームーンストーンにかなり似ていて、プロでも肉眼で区別するのは難しいと言われている。
ラブラドライトも似てはいるが、内部に筋が多く見られるもの、シラーに黄色や緑色などが混ざっているものが多い。レインボームーンストーンと呼ばれるものはほぼすべてがラブラドライトになる。
近年「ロイヤルブルームーンストーン」という名称のものも多く出回っているが、元々は希少なブルームーンストーン(アノーソクレースやサニディン)以外の長石で、青白いシラーが見られるものの呼称だった。現在では一般的なペリステライトやラブラドライトが「ブルームーンストーン」、ペリステライトの中で質の高いものが「ロイヤルブルームーンストーン」という認識で販売されていることが多い。
基本的には長石グループでシラー効果があるものをムーンストーンと呼ぶので偽物ではないが、ラブラドライトは比較的安価な石なのに、ブルームーンストーンとして高額で販売しているお店もあるので購入の際には注意が必要。
歴史・伝説
ムーンストーンは紀元前1世紀頃から人々に親しまれてきた石。古来より月の光が封印された石として、神秘的な力を秘めていると言われてきた。
古代ローマでは、ムーンストーンは月の満ち欠けに応じて姿が変わると信じられ、月の女神ダイアナの姿を見ることができるとも言われていた。古代インドでは「聖なる石」として崇められ、満月の夜にこの石を口に含んで祈祷を行うと神託が得られると信じられ、聖職者が身に付けていた。豊穣を祈る際にはムーンストーンを農具に結び付けたという。
中世フランスでは、同じく満月の夜にムーンストーンを口に含むことで恋人たちの未来を予測できるとされていた。中世ヨーロッパでは恋人同士でムーンストーンを贈り合うと、愛情や絆を深めることができるとされ、恋人への贈り物の定番となっていた。
他にもムーンストーンを身につけることで、恋が実る、別れた恋人と寄りが戻る、遠距離恋愛の御守りになるなど、特に恋愛面で効果的とされる伝承が多い。
鉱物データ
別名 | 月長石(げっちょうせき) |
鉱物名 | 玻璃長石(はりちょうせき)、Sanidine(サニディン)または 曹微斜長石(そうびしゃちょうせき)、Anorthoclase(アノーソクレース) |
主な原産地 | スリランカ・インド・ミャンマー・マダガスカルなど |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
化学組成 | KAlSi3O8 |
結晶系 | 単斜晶系 |
劈開 | 二方向に完全 |
硬度 | 6 |
比重 | 2.56~2.59 |
条痕 | 白色 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 無色・白色・灰色・橙色・黄色・褐色・淡青色など |
まとめ
ムーンストーンの情報を探している方の参考になれば幸いです。