大開運するなら伊勢の猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)がおすすめです。
最善の道に導いてくれる道開大神(みちひらきおおかみ)の御神徳で、金運や財運、健康運などあらゆる現世ご利益を引き寄せることができます。
この記事では、猿田彦神社のご利益や必ず手にしたい授与品、おすすめの参拝方法などをまとめました。
猿田彦神社の神様は、伊勢の内宮・外宮には参拝せず、猿田彦神社だけを参拝する人も数多くいるほどの神様です。
大開運するならぜひ一度、伊勢の猿田彦神社に参拝してみてください。
*授与品の金額はお受けした当時の金額です。
伊勢の猿田彦神社のご利益
伊勢の猿田彦神社の主神は猿田彦大神です。猿田彦大神の御神徳はこちらです。
- 道開(みちひらき)
- 開運
- 商売繁盛
- 事業繁栄
- 五穀豊穣
- 方位方災除
- 開業
- 建築地鎮
- 交通安全
- 大漁満足
この中でも特にすごいのは猿田彦大神の方位方災除です。
猿田彦大神の八方位祓いは全方位の妨害を取り除き、金運や財運、健康運、縁結びなど全ての現世ご利益を引き寄せます。
伊勢の猿田彦神社はまさに大開運できる神社です。
伊勢の猿田彦神社で必ず手にしたい授与品
猿田彦神社で必ず手にしたい授与品は4つあります。
①御富岐玉(みほぎだま)
御富岐玉(みほぎだま)を部屋の四隅にかかげると、猿田彦大神の方位除けの結界ができます。
主な部屋の西北に黄玉、東北に青玉、東南に朱玉、西南に白玉を天井付近にかかげたら結界は完成です。
一人暮らしにしろ、家族と同居しているにしろ御富岐玉をかかげるのはリビングがおすすめです。リビングは過ごす時間が長いですし、家族と同居している場合はリビングに来る家族の運気も上昇します。
御富岐玉は3,000円でお受けできるので、ぜひ手にすることをおすすめします。
②五十鈴(いすず)
五十鈴(いすず)は土鈴の鈴ですが、鳴らすだけでお祓いができ、神様も降りてきてくださいます。
やる気が出ない時や気分が優れない時に鳴らすと、それだけでマイナスを取り除くことができ、金運や財運などプラスのエネルギーを引き寄せることができます。
また、地鎮祭の時に五十鈴を土地の中央に埋めると永久に土地のお祓いができるので、地の氣を得て自分の金運が上昇するだけでなく子孫も繁栄します。
五十鈴の大きさは手のひらサイズで、3,000円でお受けできますが社務所に並んでない時もあります。
タイミングよく社務所に五十鈴があったらぜひ手にすることをおすすめします。
③御敷地の砂(清砂)
御敷地の砂は土地や物を猿田彦神社の敷地の如く清らかにするためのお砂で、500円でお受けできます。
お砂は東北から右回りで四隅に撒きます。アパートやマンションの場合はまずは玄関に撒き、ベランダに右回りに撒きます。
お砂の撒き方がわかりやすく書いてあるので、その通りに撒けば大丈夫です。
建築普請の場合には土地の四隅に少しずつ撒きますが、まず東北の隅から始めて右回りで清めて下さい。アパート、マンションでは玄関やベランダなど外とつながる場所や人の出入りがある場所に撒いて下さい。
④佐瑠女神社御守
猿田彦神社の境内社に佐瑠女神社があります。佐瑠女神社の御祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)で、猿田彦大神と夫婦になった神様です。
芸能と縁結びのご利益があるので、大金運と縁を結ぶためにも1つお受けすることをおすすめします。このお守りは1体800円でお受けできます。
猿田彦神社ならではの魅力
猿田彦神社ならではの魅力は7つです。
①御本殿
御本殿には猿田彦大神の御神徳である「方位祓い」を象徴する八角形がいたる箇所で用いられています。
御本殿の屋根の鰹木(かつおぎ)・本殿内の灯篭(とうろう)の柱・欄干(らんかん/落下防止用の手すりなど)にぜひ注目してみてください。
境内では大鳥居、
手水舎の柱、
佐瑠女神社の御本殿などでも方位祓いの八角形を見ることができます。
他にも色々なところに八角形があります。ぜひ探してみてください。
御本殿は二重破風で妻入り造りという特徴的な建築様式で建てられています。(「さだひこ造り」とも呼ばれる)
日本の建築様式では、出入口の位置によって屋根の三角形をなす面(妻/つま)を正面としたのを「妻入り」と言い、屋根に平行の面側(平/ひら)を正面とすることを「平入り」と表します。
一般的に神社の建物は平入り造りで造営されることが多いのですが、猿田彦神社の御本殿は長辺側の真ん中(平入り造りの様式)に屋根の三角形をなす妻(正面出入口)で造られています。
他の神社では滅多にない二重破風(出入口の屋根の三角形が2つ)になっているのも珍しいポイントです。
②八角形の石柱
本殿の手前に八角形の古殿地と書かれた石柱があります。昭和11年までこの場所に御神殿がありました。
道開きの御力が授かれると小銭を置いたり触ったりする方が多いですが、その必要はありません。昔はこの場所に御神殿があったことを意識しましょう。
③御神田
本殿裏にある御神田(おみた)は神様に奉納するお米を育てて収穫をする場所(神社が所有する田んぼ)です。
天孫降臨の際、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が稲穂を高天原から地上界に持ってきて植えた神田であるという説もあります。
毎年5月5日には豊作を祈り早苗を植えるお祭り「御田祭」が行われます。(三重県無形文化財指定)
「五穀豊穣・豊漁満足・産業繁栄・家内安全」を祈願する神聖な大祭です。タイミングが合えばぜひ御田祭の日に参拝してみてください。
④さざれ石
猿田彦神社には縁起の良いさざれ石があります。
岐阜県揖斐郡春日村(いびぐんかすがむら)の山中で採取され、奉納されました。
⑤招霊の木
さざれ石の隣には天宇受売女命(あめのうずめのみこと)が天岩戸の前で舞った時に手にしていたと伝わる招霊(おがたま)の木があります。
巫女が持つ神楽鈴(かぐらすず)は秋に付く招霊の実の形をモチーフにして作れられたと言われています。
なお、招霊の木は一円硬貨の図柄(若木)のモデルになったという説もあります。
⑥子宝池
子宝池には代々猿田彦神社宮司を務める宇治土公家(うじのつちぎみけ/うじとこけ)の産霊神を祀っています。
宇治土公家は猿田彦大神と大田命(おおたのみこと)の御子孫です。子宝池は名前の通り「子宝に恵まれる」と有名になり、子宝や安産祈願する方も増えています。
⑦たから石
猿田彦神社境内にある「たから石」は宝船に似ていることから名付けられたと言われています。
富を象徴する白蛇が石の上に乗っているように見えることから縁起が良いとされ、宝船・白蛇で金運上昇のご利益があると人気です。
猿田彦神社とは
猿田彦神社は宇治土公家が猿田彦大神を代々奉祀する本社(もとつやしろ)です。宇治土公家が代々猿田彦神社の宮司を務めています。
猿田彦神社の御祭神
猿田彦神社の御祭神はこちらです。
- 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
- 大田命(おおたのみこと)
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)とは
猿田彦大神は天孫降臨の際、天の八衢(あまのやちまた)にいて、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を高千穂へと先導した国津神(くにつかみ)です。
天孫降臨後は伊勢の地を中心に広く国土を開拓されて地主神となり、「佐田大神・千勝大神・白髭大神・道祖神・賽の神・庚申さま」の御神名で数多くの神社で祀られています。
私たちが道に迷った時、最善の道に導いてくれることから、別称「道開大神(みちひらきおおかみ)」と言います。
天の八衢とは
分かれ道が多くて迷いやすいところ
日本書紀(一書の一)には、鼻の長さは約120㎝、背の丈は約200㎝、身長は約12.6mもあり、口とお尻は明るく光っていて、目は八咫鏡(やたのかがみ)のように丸く大きく、真っ赤な鬼灯(ほおずき)のように照り輝いていると記されています。
猿田彦大神はその容姿から天狗のモデルになった神様です。
大田命(おおたのみこと)とは
大田命(おおたのみこと)は猿田彦大神の御子孫です。
垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代、皇女「倭姫命(やまとひめのみこと)」が神宮鎮祭の地を求めて諸国を巡っていた時、大田命は霊域であった伊勢の五十鈴の川上にある宇治の地を倭姫命におすすめし、献上しました。これによって伊勢神宮内宮の造営が行われました。
後に大田命は伊勢神宮の「玉串大内人(たまぐしおおうちんど)」という特別な神職に任命され、式年遷宮では心御柱と御船代を造り奉るなどの重要な役割を果たした神様です。(後に子孫にあたる宇治土公家が代々受け継ぐ)
猿田彦神社の歴史
猿田彦神社の実際の創建は不明ですが、宇治土公家が神宮の神職に就いている頃、邸宅内の屋敷神として祖神「猿田彦大神」を祀ったのが起源だと伝わっています。
それ以降門前には全国から訪れる参拝希望者やお供えが絶えることはなかったそうです。
明治4年(1871年)に神官世襲制が廃止され、邸宅社から改めて神社としたのが現在の猿田彦神社です。
神官世襲制とは
代々神様の奉祀を継いできた家・氏族
伊勢の猿田彦神社のおすすめの順路と参拝方法
猿田彦神社のおすすめの順路と参拝方法をご紹介します。
①大鳥居をくぐって本殿で参拝
大鳥居をくぐって手水舎で身を清め、本殿で参拝します。
②佐瑠女神社で参拝
本殿の右斜め後ろあたりに佐瑠女神社があるので参拝します。
佐瑠女神社(さるめじんじゃ)には日本最古の踊り子であり、芸能の神である天宇受売命(あめのうずめのみこと)が祀られています。
天宇受売命は「俳優(わざおぎ)・神楽・技芸」などの祖神で芸能上達の御神徳があります。
また、鎮魂の御力を司ることから「鎮魂振魂(たましずめ・ふりたま)」の神としても崇敬されています。
もっと詳しく
鎮魂(たましずめ)とは、高ぶる心を鎮めて穏やかで素直な心にすること。振魂(ふりたま)とは、眠っている力を呼び覚まし、活力溢れる若々しい心にすること。
天宇受売命は天孫降臨の際、高千穂までの道を導くために待ち迎えた猿田彦大神と、高天原の神々を連れた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)との間を取り持った神様です。
天降りが達成できた瓊瓊杵尊は天照大御神の命により、猿田彦の名が由来とされる「媛女君(さるめのきみ)」の称号を天宇受売命に与え、猿田彦大神の本拠地「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」まで天宇受売命を同行させました。後にこの二柱は夫婦となります。
さるめのきみは社名の由来にもなっていて、御本殿と向き合うように佐瑠女神社が建っています。
もっと詳しく
天宇受売命は太陽神である天照大御神が天岩戸(あめのいわと)に身を隠した時、天照大御神の気を引こうと歌楽や舞踊を踊った女神。これにより天照大御神が再び世に現れて世界に太陽の光が戻った。天宇受売命は天照大御神が姿を出すきっかけを作り、平和な世に導いた神様でもある。
佐瑠女神社で参拝したら、社務所に寄って御朱印や授与品を頂きましょう。
③本殿の右を通って御神田へ行く
本殿の右を通って御神田へ行きます。この通路は必ず通ることをおすすめします。あなたのあらゆる穢れが浄化されます。
④御神田を見る
御神田を見たら本殿の方に戻り、大鳥居から出て参拝は完了です。
伊勢の猿田彦神社のアクセスマップ
■猿田彦神社
【住所】三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
【アクセス】JR東海 伊勢市駅/近鉄 宇治山田駅/近鉄 五十鈴川駅 各駅からタクシーで5〜10分程度
【駐車場】猿田彦神社第二駐車場 30分無料、以降30分毎300円
*御祈祷を受ける方には無料券が配布されるので実質無料で利用可
まとめ
伊勢に行く時に伊勢神宮の内宮と外宮に必ずしも行く必要はありません。むしろ困っているのであれば猿田彦神社に行くだけで十分です。
開運したいならぜひ猿田彦神社に参拝してみてください。